何が幸せか悩む人のお散歩サイト

ひとりで生きるのは楽かもしれないけど、ひとりっきりだったら感じることのできない幸せもあるから。

リンパ腫で雲の上に行った愛犬

リンパ腫で雲の上に行った愛犬のためのメモ

心から愛している愛犬が先立ちました。
別れの瞬間、ずっと思い出すと辛くて
今でも写真や動画を見ると、涙が止まりませんが
やっと少し落ちついて書くことができそうです。

スマホに残っていたメモがあったので
胸の中でいつも一緒の愛するチビスケのこと
今も、これからもずっと愛していることを伝えて
またいつか雲の上の原っぱで遊ぶ時まで
わたしも元気に生きるよという気持ちを込めて書きます。

 大切な愛犬 三男坊がリンパ腫と知った時の動揺

「首のまわりが、なんだか腫れてるみたい…」
そんな小さな変化から、病院での検査。
検査結果が出るまで、ネットで調べたりして。

いつもお世話になってる病院の院長先生から告げられた言葉。
それは、恐れていた<リンパ腫>との結果でした。

「まだ、決まったわけじゃない。違うかもしれない」
「検査結果が間違っているかもしれないじゃないか」
「一番良い治療をして、治るまで頑張るんだ」
「良性と悪性の2種類があるらしいけど、良性に決まってる」

わたしの宝物。
愛犬3兄弟のうち、1番末っ子です。
わたしの命をあげればいいんだと思いました。
神様はなんてひどいことをするんだと思いました。
胸が張り裂けそうで、今までの何よりも辛く苦しかったです。

治療と目の前の瞬間、1日を大切に。

神様に、たくさんお願いしました。
神社にもお参りに何度も行きました。
けれども、診断結果は悪性。
リンパ腫は、非常に進行が早く
年齢が若い場合、余命は3ヶ月から治療をしても1年程度との宣告。

でも、病は気から。
絶対にどんなことをしても救う。助かると信じました。
助かって長生きした仔の情報を、一生懸命に調べました。
黒ニンニクがいいとか、病気の栄養分となるのが糖質ということで
糖質カットのご飯に変更したりとか。

そして、お休みの日は、必ずお散歩に行き
一緒に過ごし、お話をして、たくさん遊んで。

[当時のスマホメモ]

当時、わたしがスマホに残してたメモがありました。
タイトルは、<1番効果が考えられるもの>です。
大切な三男坊と一緒に過ごしたことの一部として
そのままを、ここに残しておきます。

たくさん一緒に遊んで、お散歩もしたつもりですが
それでも、今、思い起こすと後悔がいっぱいあります。

  • 1番効果があると考えられるももの
  • 確率が高いものは何か?
  • 抗がん剤をうって、その後の延命治療などの選択肢が狭まることはないのか?
  • 抗がん剤の後で、効果がなかった場合は明日、次の日とかに、次の治療をすることはできるのか?
  • 腹水を抜いて、一旦、本人が楽な状態にしてから、抗がん剤とするより、抗がん剤が先の方が良いのか?
  • 元気がない、ご飯が食べれない、苦しい辛い理由の1番と考えられるものは何なのか?
  • 1番、本人が楽になるためには、腹水がなくなることなのか。それとも腹水が無くなったとしても、他の原因の方が確率が高いのか?
  • すごく怖がりで寂しがり屋なので、なるべく一緒に過ごしたい。その方向での治療として1番良い治療、選択肢は何か。

今、一緒にいる幸せ。抱きしめられることを大切に

仕事の休みの日には、いつも一緒にお散歩に行きました。
病気になった後も、それまでと同じように
お祭りにも行ったし、お買い物にも一緒に行きました。

お部屋の中でも一緒に遊んで、一緒に寝て
お兄ちゃんたちのお誕生日も、みんなで一緒にお祝いして。

でも、元気が無くなって、自分で動けなくなってしまって
家族みんなに見守られて、わたしの目の前で雲の上に旅立ちました。

今、後悔していること。
それは、病気に左右されてしまっていた自分。

これを読んでいただいている方にも
もしかしたら、愛するおチビちゃんが病気の方がいるかもしれません。
わたしは、ぜひお伝えしたいことがあります。

病気になることもあるでしょう。
愛する宝物チビスケたちは、わたしたちよりも時間が早く過ぎていきます。
けれども、出会えて家族になれた奇跡。
今、目の前にいてくれて一緒に過ごせる幸せを大切にしてください。

病気だろうとなんだろうと、そんなことは関係ありません。

可愛いおチビちゃんに、大好きなこと、愛していることを伝えてください。
病気の治療中だって、今、その瞬間を大切に過ごしてください。
一緒にいられること、そのかけがえのない時間を楽しく過ごしてください。

可愛いクリクリとした目。お耳。
ペロペロと舌が出てますよね。
小さな前足に後ろ足。小さな肉球
話しかけたら、フリフリとしっぽが可愛すぎるでしょう。
目と目を見て、笑顔で今日あったことをお話してあげてください。
たくさん抱きしめて、お互いのぬくもりを感じてください。

チビスケたちは、病気なんでわからないんです!
わたしたち飼い主が、幸せな笑顔でお話してあげて
優しく抱きしめてあげたり、撫でてあげたら最高の幸せなんです。

愛する小さな天使たち。
あなたのチビスケちゃんと、あなたが
今日も明日も、ずっとずっと幸せでありますように。

わたしとわたしの宝物三男坊より、小さなお願いでした。